Raspberry Pi 2 model B 初期設定
久々にRPiに触れるので全て忘れていた.環境構築し直したので記録. 一生環境構築で終わる俺の人生.
それはそれとして今日やったことは
ただの初期設定であり同様の情報は無限に転がっているが自分用のメモなのである.
環境
- 本体:RPi2B(Raspberry Pi 2 model B)
- microSD:32GB
- 無線LANレシーバ:ELECOM WDC-150SU2M
- PC:Windows 10 64bit / Ubuuntu 16.04
初期設定
NOOBSではなくNOOBS LITEで入れた.
- NOOBS LITEをRPi公式からzipでダウンロード,解凍.
- microSDをフォーマット(Win10, SDFormatter を利用,オプションはイレースフォーマット,論理サイズ調整ONにしてみた.)
- microSDへ解凍したNOOBS LITEの中身を放り込む.
- RPiへmicroSD,マウス,キーボード,電源,HDMI,有線LANケーブルを接続して起動
- 最初の起動.installするOSはRaspbianを選択.暫く待つ(100分程度,環境によるが普通はもっと早く終る気が).
- install完了.本体設定は以下で.
$ sudo raspi-config
パスワード変更(デフォルトは'Raspberry' だっけ),SSH有効化,SPI有効化,I2C有効化,起動をCLIに.
起動時はUsername(デフォルトはpi),パスワードを入力.GUIへ行きたければ
$ startx
無線LANレシーバの設定,DHCPから固定IPへ.
基本的にはよくある方法でOK. 気をつけるべきは Raspbianのバージョン .バージョンによって,configを書くべき場所が違う.
まず,無線LANレシーバを差し込む.そもそもこれが認識出来ているのかどうかを確認するには
$ lsusb
次に,wifiの設定を書き込む.
$ sudo sh -c 'wpa_passphrase SSID PASSPHRASE >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf'
'SSID','PASSPHRASE'は適宜無線LANルータの値で置き換える.
/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
に,入力したPASSPHRASEの生の値がコメントアウトされて載っているので,削除する.
ここまで完了したら設定を反映する.
$ sudo /etc/init.d/networking restart
networkingのrestartをしてもうまくいかず本体を再起動するとうまくいくこともあるので再起動した方が無難かもしれない.
ネットへのアクセスがあるかどうかは,
$ ifconfig
でIPアドレスが割り振られてるのを確認するとか
$ ping www.google.com
で確認すれば良い.
ここまでで,無線LANレシーバの設定(DHCP)は完了している.此処から先が,Raspbianのバージョンが重要になってくる.
まず,
$ cat /etc/debian_version
からRaspbianのバージョンを確認する.これが8.0以上の場合は,固定IPに関する設定を/etc/dhcpcd.conf
に追記する.
interface wlan0 static ip_address=192.168.1.2 static routers=192.168.1.1 static domain_name_servers=192.168.1.1
ここで,それぞれの値は環境に依存するので注意.
- IPアドレスはDHCPで接続出来ている時に
ifconfig
して出てきた値をそのまま採用すれば良いはず. - routersとdomain_name_serversについてはgatewayと同じにすればいいようで.もっとも用語の意味をよく分かっていないのだが.同じ無線ルータに接続されているPC(Win10)のPowerShell上で
ipconfig
して出てくるデフォルトゲートウェイの値を使ったら上手くいった. - 大抵IPアドレスの最終ブロックを1にすれば(例えばIPアドレスがXXX.XXX.XXX.10だったら,routersなどの値はXXX.XXX.XXX.1にすれば)オッケーなことが多いのではないかと予想する.かなり適当.
そして,もしRaspbianのバージョンが8.0以上ではない場合は,設定を/etc/dhcpcd.conf
ではなく/etc/network/interfaces
に書く.
allow-hotplug wlan0 #iface wlan0 inet manual iface wlan0 inet static wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf address 192.168.1.2 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.1.1
こっちのタイプの設定の方が多くヒットするのではないだろうか. ひとまずどちらにせよ上手くいけば固定IPアドレスで無線ルータ経由のアクセスを手に入れたことになる.
PCからSSHでRPiにログイン
RPiには電源のみ供給してPCから操った方が楽である.RPi側のraspi-configでSSH有効化を忘れずに. Ubuntu16.04からSSHでログインする.なお,PCとRPiは同じネットワーク上にある. WindowsならTeratermとかを使えばいい.
上記で設定したIPアドレスが192.168.1.2ならば
$ ssh pi@192.168.1.2
とすれば良い.初回は何らかのメッセージが出てきたが適当にyesとか言っておく.
その後RPi側のパスワード(最初に設定)を打ち込むとログイン.ログアウトは普通に$ exit
で良いと思う.
さて,毎回ssh pi@192.168.1.2
とかRPiのパスワードを打つのは面倒なので.オートログイン設定をする.書くのが面倒になってきた上その辺に情報があるので省略するが,
RPi側でssh-copy-id
しておくのと,Ubuntu側で~/.ssh/config
に設定を書いて置くと,
$ ssh pi
で済むようになる.
以上